【BGS詳解】メディテレーニアンハーバー
9月に友人をディズニーの沼に陥れよう……ディズニーの良さを知ってもらおうと思って作った資料を、再利用します。
なんか意外にも見たい!って言ってくれる人が多かったのがちょっと嬉しいです。えへへ。
最初は、メディテレーニアンハーバーについて。
Mediterranean Harbor、地中海(Mediterranean)と港(harbor)の造語ですね。ゲストが一番最初に足を踏み入れるテーマポート、それがこのメディテレーニアンハーバーです。
ディズニーリゾート、ひいては、世界のディズニーパークでは
「ゲストの記憶は映画や物語と同じ、最初と最後はみな同じでなければならない。」
という理念がありますので、基本的にここ以外から入ることはできません。
来る時と帰るときに同じ景色を見て、それぞれの物語が始まる。
そして各々のストーリーを綴り終わったとき、皆同じ場所の描写で終わる。
昔々あるところに「Once upon a time」で始まり、めでたしめでたし「Happily ever after」で終わる、それがディズニーのアニメ映画の常套句です。
ここらへんを意識してるのかなぁ、とか。
閑話休題。
じゃあこのテーマポートってなんじゃらほい、そんな重要なとこならさぞ高尚な云われでもあるんだろうね、と。
そりゃあ、物語の最初と最後を彩るんだから重要ポイントに決まってらぁ。
「よう、あんた、旅の人かい?だったらここで装備を揃えていきな。」
「よう、朝の人かい。随分いい顔になったじゃねぇか、んじゃ、故郷であんたの帰りを待つ人たちのためにも土産の一つや二つ、買っていったらどうだい、安くしておくよ?」
ってなもんですよ。
要は、そういう場所ですよ。
話が二転三転するのもまた、ヨーロッパ人、ラテン系の良さですよ、知らんけど。今日の気分はラテン系の人なので好き勝手に説明していいって、心に住んでいるスターが言っていました、ハハッ。
さて、ちゃんと背景……Back Ground Story(以降BGS)を説明しましょうね。
20世紀初頭の地中海に面した南ヨーロッパの古き良き港町。
このテーマポートは、
活気あふれる漁村がテーマの”ポルト・パラディーゾ”
美しい運河の街がテーマの”パラッツォ・カナル”
大航海時代の要塞を遺している”エクスプローラーズ・ランディング”
といった主に3つのエリアから成り立っています。
3つのエリアはそれぞれ、
イタリア北西部のポルトフィーノなどの港町
ヴェネツィアの運河
ポルトガルやスペインの要塞
がモチーフとなっています。
ちょうど中央に大きな湾を擁していて、華やかで美しい街並みと荘厳な要塞とを隔てる役割をしています。
さっきも話題に上がっていましたが、要はお土産屋さんストリートってな感じです。ただ、湾を擁した港町っていう設定なだけあって、他のポートとの接続が一番多いのもここです。
火山洞窟を抜ければミステリアスアイランド
橋を渡ればアメリカンウォーターフロント
要塞を抜ければポートディスカバリー
トランジットスチーマーラインを使えばロストリバーデルタ
なんて具合に。
あれ、船使って移動してるの一つだけじゃね?とか聞こえない聞こえない。
そんな中にも、意外とアトラクションなるものはいろいろあって。
どこぞのワールドバザールさんみたいに「当時のゲームセンターの再現のみです」なんてことはない。
ここらへん、開拓者気質のアメリカ人のもてなし下手がうかがえますね。
さっすがイタリア人、ラテン系はどっしり構えてるから心意気が違いますね。
……アメリカンウォーターフロントの紹介、最後に回していいっすか?
さて、アトラクションをいくつか。
まずはイタリアと言えば、ってくらい有名な船の乗り物のアトラクション「ヴェネツィアン・ゴンドラ」。
「ディズニーリゾートのアトラクション、基本的には全て魔法と電気で動いておりますが、このアトラクションだけはみなさんの筋肉で動いておりますよ!」
ちょっと、クリッターカントリーの筋肉自慢さんは呼んでません。
もちろん、このヴェネツィアン・ゴンドラもマンパワー操船です。最近女性のキャストさんも増えてきたね、なんて話ができるほど。
漕ぎ方にコツがあるようで、知りたい方は、いずれ身内となった小さなゲストに夏休みのキッズプロジェクト「キッズゴンドリエ」を紹介してあげてください。
次に東京ディズニーシーならではの移動系アトラクション「トランジットスチーマーライン」。
東京ディズニーランドにもかつてゴンドラ(スキーとかで乗るアレ)が移動系アトラクションとしてあったのですが、残念ながら、なくなってしまいました。
ですが、海にまつわるパークならでは、といった感じでこうして移動系アトラクションが復活しているのを見ると「スカイウェイ」も報われる……。
ちなみに、「スカイウェイ」は「グランドサーキットレースウェイ」と「プーさんのハニーハント」のあたりに駅がありました。
クローズしたのは1998年です。「トゥーンタウン」ができたのは1996年。
高いところからね、見られちゃ困るものっていっぱいあるんだよね。
ちなみに「プーさんのハニーハント」がオープンしたのは2000年。
え、つまり駅の跡地にプーハニできたってこと……?
じゃあ、ソアリン……別にいっか!あとに回します。特筆することなんてあんまりない。
じゃあ、レストラン行きますか。
オススメをひとつだけ「マゼランズ」っていうレストランのご紹介。
要塞の中にあるレストランで、大航海時代の冒険家マゼランを称えたレストランです。
吹奏楽経験者なら「マゼランの未知なる大陸への挑戦」でご存知のマゼランさん、実はS.E.A.のメンバーで……。この話長くなるのでやめますね。
もちろんちょっとどころじゃなく高いです、お昼2000~5000円、夜5000円~の価格設定なので相当気合を入れないとです。
ですがそれほどの味と雰囲気とミッキーとミニーの衣装、があります。主に最後のやつ。
ワインはソムリエ資格のあるキャストさんが選んでくれたりするので、それもまた高貴な気分を味わえる。これはもはや実質タダ案件では?
じゃあ、ラストは問題で締めくくりましょう。
メディテレーニアンハーバーには、ミニー、ドナルド、グーフィのイタリア語での名前がついた道(通り)があります。
それぞれどこにあるでしょうか?
答えは、実際にパークで探すか、Twitterで聞いてください。
さて、次はどこに行こうかな!
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