【BGS詳解】ポートディスカバリー
台風被害が大きな今こそやはり我々にもアレが必要なのでは、というタイミング。
3つ目の詳解は言わずと知れたあそこです。
賑やかなニューヨークエリアから、長閑なケープコッドエリアを通りすぎれば、そこは、未来のマリーナ。
ポートディズカバリーに到着です。
BGSは以下の通りです。
20世紀初頭の時代の人々が思い浮かべていた時空を超えた未来のマリーナ。
前に紹介した2つと異なり、とっても狭いテーマポートなのでエリア分けはありません。
そしてBGSを見たときにおや?と思った方も多いかと思います。
そう、このテーマポートは、ケープコッドの人々が願った未来の世界なんです。
現実世界のケープコッドもアメリカンウォーターフロントのケープコッドエリアも、どちらもハリケーンによる被害に悩まされていました。
そのため「いつか、ハリケーンに恐れることのない未来が訪れますように」という願いの元に生まれたのが、このポートディスカバリーだと言われています。
なお、これをニューヨークエリアだとする説もあります。
それは、ポートディスカバリーにつながるディズニーシー・エレクトリックレールウェイがニューヨークエリアにあること、アクアトピアのQラインにあるイラストの人間が20世紀初頭のニューヨークで流行った服装(ケープコッドエリアよりシティ感があるもの)であること、などが挙げられます。
ただ、まぁ、その……
こんなんなんで。
ぶっちゃけ、20世紀初頭なんて大したハリケーン対策もないでしょうし、東海岸をばーんって進まれちゃったら、ニューヨークもケープコッドもまるっとだめになるのはもうあきらかというかなんというか。
どっちでもいいと思います。
ただケープコッドって鱈(Cod)の岬(Cape)という意味を持っているので、当然漁業で生計を立てている人が多くいたはずです。
なので漁業関係者にとってのハリケーンはやはり天敵じみたものがあったのではないかと考えるのが妥当かなとわたしは思います。
当然未来のマリーナなんて話をしているとふわっと出てくるのが、東京ディズニーランドの現在改装されまくりでエリアが激減中のテーマランド、トゥモローランドです。
出ていない場合は出してください。
しかしぱっと見、トゥモローランドは確かに近未来感あるけど、ポートディスカバリーってそうでもないな?っていう人が若干いると思います。
そこらに浮かんでいる潜水艇なんかの修理がまるで未来っぽくない、だって板金って、あなた……。
ここに、「20世紀初頭の時代の人々が思い浮かべていた」要素が大きくかかわります。
わたし達のような現代人の思い浮かべる未来「近未来」ではなく、あくまで、20世紀の人々が思い描いた未来「レトロフューチャー」なんです。
なので、近未来担当のトゥモローランド、レトロフューチャー担当のポートディスカバリーと住みわけがなされています。
そんなわけで、ワールドバザールとアメリカンウォーターフロントのニューヨークエリアでエリアBGMが同じという話が以前ありましたが、今回は全く違う未来をそれぞれ描いているため、トゥモローランドとポートディスカバリーのエリアBGMは異なるものとなっています。
そんなわけなんですが、このエリア、一時期大変物議をかもすことがおこっていました。
皆さんも記憶に新しい、2016年5月ストームライダークローズからの2017年5月ニモ&フレンズ・シーライダーオープン事件、です。
実はこれ、ポートディスカバリーのテーマポートとしての根幹を揺るがす大事件とされています。
現在は
地球最後のフロンティアである海をより深く理解するため、海洋生物研究所ポートディスカバリー支部(ニモ&フレンズ・シーライダー)により研究活動が行われている。ホライズン湾には船舶、潜水艦が停泊しており、水面からは時より水泡が出て潜水艇が海底を航行しているのが確認できる。デッキにはストームライダーの誘導灯があり、気象コントロールセンター所有のストームライダーの活動が伺える。また、海を航行する船舶用の灯台が高台に設置されている。
元々は
気象コントロールセンターの研究員が主催する、ストームライダー計画の成功を祝うフェスティバルが行われている。そのフェスティバルの一環として、ストームライダーの研究開発に関わった研究員が開発した、新しい航海システムの実験用に作られたアクアトピアや研究員がゲストをもてなすためにヨットクラブを改装して作ったホライズンベイ・レストラン、ワゴンショップ等が特別に開放されている。またホライズン湾(アクアトピアとストームライダーの間の海)にはこのフェスティバルに合わせて開催された潜水艇レースに参加した潜水艇が浮かんでいて、優勝した潜水艇がホライズンベイ・レストランに飾られている。
大きく変わったんです。
もちろんこれを良しとしないゲストもたくさんいましたし、きっとこれでディズニーリゾートから離れてしまった人も多くいるでしょう。
しかしなぜこの問題がここまで大きくなっているか、つまり、ゲストに受け入れられていないのか。
ただストームライダー好きだっただけじゃないの?という意見もちらほらあるのですが、実はちょっとそうでもないのです。
それについては別記事でご紹介したいと思います。
それでは今回は以上です。
※確認違いなどがあった場合は記事内容の改変可能性があります。
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